<集計レポート>新卒社員の成長実感について
アンケート期間:2025/08/05 から2025/08/20
― 今年度入社の新卒社員の「成長実感」について ―
4月に入社した新卒社員が、現場でどのように成長しているのか。
このたび、皆さまの実感や気づきを伺うため、今年度入社の新卒社員に関するミニアンケートを実施いたします。
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今回、53名の方に回答いただきました。皆様、お忙しいなかご回答いただきありがとうございました。
<集計レポート>新卒社員の成長実感について
アンケート期間:2025/08/05から2025/08/20
― 今年度入社の新卒社員の「成長実感」について ―
4月に入社した新卒社員が、現場でどのように成長しているのか。
このたび、皆さまの実感や気づきを伺うため、今年度入社の新卒社員に関するミニアンケートを実施いたします。
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今回、53名の方に回答いただきました。皆様、お忙しいなかご回答いただきありがとうございました。
1ミニッツアンケートにご回答ありがとうございました。
今年度入社の新卒社員の成長を感じますか?
今回のアンケート結果では、「とても感じる(16.7%)」と「ある程度感じる(51.7%)」を合わせて約7割(68.4%)の担当者が、新卒社員に対して何らかの成長実感を得ていることがわかりました。特に「ある程度感じる」が半数以上を占めており、多くの企業・現場において、新卒社員が一定の成果や変化を見せている様子がうかがえます。
一方で、「あまり感じない」と回答した割合も2割(20.0%)と決して少なくはなく、すべての新卒社員が順調に育っているとは言い切れない現状も明らかになりました。
この結果からは、新卒の成長に対するポジティブな手応えはあるものの、全体的には“発展途上”という見方が主流であるといえます。
成長を促した要因は何だと思いますか?
新卒社員の成長において最も大きな影響を与えたとされるのは、「本人の主体性・努力」(68.3%)でした。これは、受け身ではなく、自ら学び、挑戦しようとする姿勢が成長を大きく左右しているという、現場の実感が反映された結果といえます。
次いで多かったのが「OJTや業務経験を通じた学び」(61.0%)と「上司や先輩の指導・フィードバック」(56.1%)で、実践の中での学びと、それを支える周囲の関わりが成長を加速させている構図が見て取れます。これらは、配属先の環境やコミュニケーションの質が成長を左右する重要なファクターであることを示唆しています。
「チームでの協働経験」(41.5%)も一定の割合を占めており、個人の力だけでなく、周囲との関わりの中で責任感や視野が広がることが成長につながっていることがわかります。
一方で、「研修などの制度面のサポート」は24.4%にとどまり、制度は一定の役割を果たしつつも、現場での経験や人との関わりのほうが成長に強く影響するという実態が浮かび上がっています。
全体としては“個人の姿勢 × 実務経験 × 周囲の支援”の掛け合わせが成長に寄与している構図が明確に表れた結果といえるでしょう。
まだ伸びしろを感じる部分があれば教えてください。
新卒社員の「伸びしろがある」と感じる領域として最も多く挙がったのは、「報連相・コミュニケーション」(55.0%)でした。これは、社会人としての基本動作や組織内での情報共有の質・量にまだ課題を感じている現場が多いことを示しています。オンライン化が進むなど、業務が複雑化・多様化する中で、適切なタイミングでの報告・相談ができるかどうかは、周囲との連携や信頼構築にも直結するため、重要な成長ポイントといえるでしょう。
次いで「主体性・判断力」(51.7%)や「業務の正確さ」(50.0%)が半数を超え、多くの新卒社員がまだ指示待ち段階にあることがうかがえます。これは、新人から若手への移行段階において今後、改善が期待される領域です。
「スピード・効率」(41.7%)も比較的高い割合を占めており、こちらもまだ業務に慣れていない場合が多く、正確さとの両立や業務の優先順位づけ、段取り力などの面にまだ伸びしろがあると感じられた結果といえるでしょう。
一方、「チームでの立ち回り」(21.7%)は相対的に低めであり、チームに馴染む姿勢や協調性については、与えられた役割に対して、比較的良好に立ち上がっているケースも多いと考えられます。
新入社員育成で効果的だと思うことや、今後工夫したいことなどがあれば教えてください。
寄せられたコメントを見ると、単なる業務指導にとどまらず、対話・心理的安全性・人とのつながりが新入社員育成のカギであるという感想が多く寄せられました。特に昨今の若手社員においては、メンタル面への配慮やコミュニケーションの設計がより重要になっていることが読み取れます。
一方で、効果的な育成のためには、明確な指導・お手本提示・広い経験の場づくりも欠かせず、個別対応と仕組みの両立が今後の育成課題となりそうです。
🔹1. 基本動作・業務指導の重要性
「お手本を見せてあげること。自主的に動ける子でも正しいことを教えて実践しないと間違った方向に伸びてしまう」
「ホウレンソウはできているが、文字ベースで報告に限るので、そこを口頭で補足などできるとよりコミュニケーションが取りやすくなると思う」
「新入社員であろうと、リスペクトを忘れずにハッキリとフィードバックを行うことが必要だと感じます」
🔹2. 対話・共感を重視した関係構築
「できる限り同じ目線で情報共有し、個人を見て効果的なガス抜きをする」
「意見を言えるように意を汲んで共感するようにした」
「ここ数年の新入社員に共通していることですが、メンタルが弱い。ひとりひとりにあった指導法、言葉遣いが必要だと感じます」
🔹3. メンター制度・人的サポート
「新入社員1名に対して先輩社員が1名つき、メンタル面のサポートを中心に固定の相談相手がいたら良いなと思う」
「周りの社員からのフォローを厚くする」
🔹4. 研修・経験設計の工夫
「入社初年度に1年間の工場実習を課しているが、採用面での足かせとなっており、今年入社から実習期間を短縮した」
「研修の時点で幅広い業務の経験をさせ、実務にあたる時に『なんとなく知っている』を増やした方が、飲み込みが早いように感じる」
「普段接点がない他拠点の先輩社員との交流」
<集計レポート>人事・採用担当者の夏休み取得の実態は?
アンケート期間:2024/09/09から2024/09/17
7月から9月にかけて、夏季休暇を取得した方は多いとおもいます。夏季休暇に加えて、これまでたまった代休や有休を加えてさらに長期休暇にした方もいるのではないでしょうか。一方で、もともと夏季休暇はない、インターンシップの準備が・・・、25卒の採用がまだ・・・といった理由で、思うように取得できなかったという声も聞かれます。皆さんは、いかがでしたでしょうか。
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1ミニッツアンケートにご回答ありがとうございました。
あなたはこの夏、長期休暇を取得しましたか?
皆様、ご回答いただきありがとうございました。
今回80名の方に回答いただきました結果をまとめると、長期休暇の取得者(予定を含む)は、85%でした(取得済み70%、これから取得予定15%)。やはり、夏にまとまって休暇を取られた方が多かったようです。
休暇日数が長くなるにつれ、リフレッシュできた割合も高くなる傾向が見られますが、頂いたコメントを見ると、短い休暇でもメリハリをつけるなど工夫を凝らした様子がうかがえました。
何日連続で休みましたか/休む予定ですか? ※所定休日も含めてお答えください
3日以内が16%、4~8日が約50(49.3)%、9日以上が34.7%でした。
土日を組み合わせて9日以上の休みを一気に取る方がいる一方で、長期休みといえど、1週間のうち何日かは業務をできるように工夫されて方もいるように感じます。
(長期休暇を取得された方に)リフレッシュはできましたか?
大半の方は休暇でリフレッシュができたようです。休暇日数とリフレッシュの度合いの関係を見てみると、休暇日数が長くなるにつれ、リフレッシュできた割合も高くなる傾向が見られます。とはいえ、短い休みでリフレッシュできた人もいれば、9日以上の休みでも十分でなかった方も一定層いるようです。
・長く休むとかえって落ち着かない
・会社は稼働しているので連絡がちょこちょこと入る・・・
・単身赴任だったので、自宅でゆっくり家族と過ごせた
・家族サービスでいつも以上に忙しかった
・お盆の中日に合説があった (←弊社は開催していません・・・)
おすすめのリフレッシュ法を教えてください
皆さんから寄せられたリフレッシュ法を一部ご紹介します。
・普段と違う過ごし方をする、知らないところ行く。
・ジョギングやサイクリングで身体を動かしてドーパミンをだしてハイになる
・好きなアーティストのライブに行く
・飛行機に乗る
・長距離ドライブ
・美味しいものを食べてお酒を飲む
・旅行で自然豊かな環境に身を置く
・旅行、温泉、テーマパーク巡り
・会社のことは忘れる。携帯の電源を切る。
会社のことを忘れるのはなかなか難しいようですが、短い休みでもメリハリをつけることでうまくリフレッシュされている方もいますので、長さだけでなく自分なりの方法を見つめてみることが大切なようです。
最後にこんなアドバイスもありました。
「普段と同じリズムで生活する事。 寝すぎると休み明けがしんどいですよ」